大口径レンズならマイクロフォーサーズ|お得感と写りがヤバい
大口径レンズに興味があるけどフルサイズでなければ楽しめないの。
マイクロフォーサーズの大口径レンズのボケ味はどうなんだろう。
大口径レンズばかり揃えて写真を楽しみたい。
ボケ味を楽しむユーザーにとって大口径レンズは魅力の的ですが、
実はマイクロフォーサーズを使って大口径レンズが100倍楽しめることはご存知でしょうか。
本記事では大口径レンズはマイクロフォーサーズが最もお得だということをお伝えします。
最後まで読んでいただくとマイクロフォーサーズの選択が如何にお得か理解できます。
本記事の内容
- マイクロフォーサーズが大口径レンズを最も楽しむことができることがわかる
- マイクロフォーサーズの大口径レンズのオトクさと納得感が理解できる
マイクロフォーサーズの大口径レンズのこだわり
マイクロフォーサーズと聞くとボケ味が悪いと感じる方が多いのではないでしょうか。
それはボケ具合はセンサーサイズの大きさと関係しているためです。
ピントが合う範囲は焦点に対し若干の遊びがあります(緑▶:見かけ合焦範囲)。
その領域を超えた範囲はボケとして現れ、見かけ合焦範囲から離れるほどボケは大きくなります。
フルサイズセンサーの場合見かけ合焦範囲からの距離が大きくなるためボケ量は大きく、
マイクロフォーサーズの場合は距離が小さくなるためボケ量は小さくなります。
同じ大口径レンズを使用してもボケ量が異なる理由はここにあります。
ただこれは理論上のボケ量です。
MFTのF1.2レンズはヤバすぎるボケだよ
F値が1.2というかなり小さな数値となればボケの見え方に大きな差が生じることは少なくなります。
また撮影方法によってもボケ方は異なります。
近接撮影だと背景のボケはセンサーサイズに関係なく大きくなります。
またボケが大きいから画像が美しいということではありません。
それはボケの形という新たなファクターが発生するからです。
いくらボケてもリングボケや非球面形のボケなら、結果的に美しいボケとはなりません。
OM SYSTEMのF1.2大口径レンズはこのボケの形に非常にこだわりをもって設計されています。
これはレンズを通すことによって発生する収差の排除です。
収差除去は高性能レンズには欠かせません。
メーカーは収差除去にありとあらゆる技術を駆使し収差を小さくする努力を払っています。
F1.2は神レンズの代表格だね
ここが汎用レンズと高級レンズの違いで、結果的に価格に反映されるのです。
OM SYSTEMの大口径単焦点レンズはこの収差除去を徹底的に行い美しいボケ味を創り出しています。
ボケは量だけではなく質にも大きく影響します。
つまり高い質のボケは嫌味のない自然なボケ方を演出するのです。
ボケは広角系レンズよりも望遠系レンズの方が大きくなる傾向を示します。
F1.2を揃える事ができるのはマイクロフォーサーズだけ
今ではメーカーの名前を検索するだけでカンタンにカタログを目にすることができます。
さらに比較サイトで特徴や実売価格などを調べることが可能です。
そのため実店舗に行かなくてもおおよそ購入検討しているレンズを知ることができ非常に便利です。
フルサイズ・APS-Cなど、センサーごとに大口径レンズを調べることも可能な時代。
一度メーカーそれぞれに大口径レンズがどれだけ販売されているのか調査してみてください。
老舗のニコンやキャノンで大口径のF1.2クラスを調べると、少なくとも1本は見つけられるでしょう。
その1本は必ずと行っていいほど標準系か望遠系レンズ。
それに対しOM SYSTEMで取り扱われている大口径F1.2レンズは実に3本も見つけることができます。
種類は準広角系・標準系・中望遠系の3点。
特筆すべき点は他メーカーが取り扱っていない広角系の大口径レンズが販売されていることです。
大口径レンズは主にとことんボケ味を楽しむように作られた存在。
大口径神レンズを3本使えるのはMFTだけ
そのため本来は標準から望遠までのボケ量が増える画角で採用されることが当たり前です。
しかしながらOM SYSTEMでは広角系レンズにも大口径F1.2を採用。
理由は広角系レンズでもしっかりボケ味を実感できる瞬間が残されているからです。
特にピントを手前に合わせたときの背景のボケ量です。
なんとも言えない滑らかなボケ味は標準レンズや望遠レンズでは表現できない美しさがあります。
OM SYSTEMの17mmは35mm換算34mmとなりますが、これはスナップ撮影に最適です。
美しいボケと瞬間を捉えたスナップ映像がもたらす芸術的な映像は大口径ならではと感じるほど。
真のボケを楽しむ事ができるのはマイクロフォーサーズのレンズだけです。
他社のカメラメーカーと比較
こちらの表をご覧ください。
メーカー | OM SYSTEM | SONY | Nikon | Canon |
広角系 | M.ZUIKO DIGITAL ED 17mm F1.2 PRO 390g(約18万円) | |||
標準系 | M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO 410g(約18万円) | FE 50mm F1.2 GM SEL50F12GM 778g(約32万円) | NIKKOR Z 50mm f/1.2 S 1,090g(約30万円) | |
望遠系 | M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO 410g(約17万円) | NIKKOR Z 85mm f/1.2 S 1,160g(約40万円) | RF85mm F1.2 L USM 1,195g(約41万円) |
フルサイズカメラを販売するソニー・ニコン・キャノンですがF1.2の大口径レンズは各社ともに1本または2本。
対してマイクロフォーサーズのOM SYSTEMでは広角系から望遠系まで全て揃っています。
重量についてはニコン・キャノンでは1キログラムを超える巨体レンズ。
ソニーでは800グラムを切るもののマイクロフォーサーズの約2倍の重さがあります。
マイクロフォーサーズは410グラムとMFTのレンズにしては重い部類ながら、大口径にしては軽量と優秀です。
近接も強くMFT大口径レンズに不満が無い
価格はソニー・ニコン・キャノンで1本30万円を有に超える高額商品。
マイクロフォーサーズでは全てのレンズで20万円を切る価格。
マイクロフォーサーズの大口径レンズ2本または3本購入でなおフルサイズ大口径1本に相当する価格なのです。
それでいてマイクロフォーサーズはPROの称号を持つ超高級レンズがズラリ。
PROレンズの定評さはお墨付きです。
目からウロコの高級レンズを安価で購入できるメリットはマイクロフォーサーズ以外にありません。
なおかつマイクロフォーサーズの単焦点大口径レンズはボケ味が大変優秀。
これだけ見てもマイクロフォーサーズを選ぶ価値は十分にあります。
大口径レンズのマイクロフォーサーズで十分堪能できる
フルサイズでなければダメ。
このように言い切ってしまうユーザーにオススメする言葉はありません。
しかしセンサーサイズに迷いがある。
トータル重量に不満がある。
カメラへの投資価格に不安がある。
このような方々にはマイクロフォーサーズのカメラとレンズを騙されたと思って使っていただきたい。
筆者は強く感じます。
いくら高額なレンズを使ったからと言っていい写真が撮れるわけではありません。
ましてやSNS投稿を主体とするならフルサイズはやめておいたほうが良いと断言します。
重量に耐えきれず、無駄な浪費に明け暮れる日々を過ごし、疲弊するならカメラライフは終わり。
MFTは一度使えばわかるシステムだね
悩み考える前に、はじめから軽量でいいカメラとレンズを選んでおけば後悔は間違いなく激減します。
カメラは持ち出してなんぼ。
写真は撮影して価値が生まれる。
この言葉を実現するシステムはマイクロフォーサーズをおいて他に存在しません。
コメントはお氣軽に