全天候型コンパクトカメラTG-7なら動画撮影が楽になる

動画撮影をこれから行っていきたいけど何を基準に選べば良い。

コンパクトカメラって画質が悪いんじゃないの。

全天候型カメラって実際どうなの。

コンパクトカメラとアクションカメラどっちが良いのだろうか。

こんな悩みは無いでしょうか。

このブログではコンパクトカメラで動画撮影するメリットとデメリット、

天候と撮影環境についても詳しくお伝えします。

選択のポイントがわかりやすいので購入のヒントに繋げてください

最後まで読んでいただければ自身に合った商品を選択することができます。

本ブログの内容
  • コンパクトカメラでできることできないことがわかる
  • アクションカメラのメリットとデメリットが理解できる
  • コンパクトカメラとアクションカメラどちらを選択するか明確にできる
目次

動画撮影に高解像度は必要なのか

高解像度のウソとホント

これまで動画撮影や編集はプロの機材を用いての仕事だと考えられてきました。

コンピューターの発達により動画制作は個人でもできる時代へと変わりました。

画質はどんどんエスカレートし、撮影機材は高画質4K機能も付与されています。

YouTubeなどの動画ではサムネイルに4Kと書かれた高画質映像も登場しています。

たしかに4K動画は繊細な映像美で圧倒される感動を得ることができます。

4K対応画面で映像を見ると確かにきれいだね

一方で繊細な映像には圧倒的な情報量が多く含まれるため視聴するためには高速ネット環境が求められます。

つまり高画質であることは高速で情報を処理できる環境がセットでなければ視聴できないということです。

テレビなどのメディアでも4Kを視聴できる製品でなければ高画質を楽しむことができません。

このことは情報を多く得るためにはそれなりのコストと環境整備が必要になることを意味します。

4Kなどの高画質は自然風景など限られた映像に最適ですがそれ以外のトーク番組などでは重要ではありません

トーク番組はある程度の画像で十分

視聴者側の立場にたてば本来の目的は視聴することであり、高画質であるかどうかは二の次です。

視聴できなければ視聴者は離れていくという残念な結果となります。

このことを踏まえると4K画像が本当に必要なのかどうか疑問が湧いてきます。

実際に動画制作側となるクライアントが動画編集者に4K動画のデータ提出を求めることはほぼありません。

効果がなければコストは掛けられない

なぜなら4Kは映像が素晴らしくてもデータの保管にコストがかかるからです。

加えて視聴者にビッグデータを提供するという課題が生じるためです。

もちろん視聴者側にもビッグデータを受け取るだけの環境整備が必要になります。

情報量が多いことは理想的ですが、過剰な情報は送信側と受信側双方ともに負担が大きくなります。

最適な動画撮影の設定方法

動画撮影で実用的な設定はFHD、HDなどの従来まで慣れ親しんで使用されてきた解像度です。

FHDは画素数が1920×1080でブルーレイの画質に相当します。

HDは画素数が1280×720で、地デジよりもやや劣りますがデータ量は軽くなります。

YouTube画像のほとんどがHDやFHD

FHD、HDいずれの画素数でもYouTubeなどに適合します。

データを保管するHDDやクラウドに余裕がある場合、FHDで撮影する方が良質な映像を提供できます。

FHDやHDは今後も動画撮影や編集で多く利用されることが予想されます。

そのためコンパクトカメラを始めとする動画撮影機材ではこれら2つの画素数が撮影ができれば十分です。

コンパクトカメラの種類

高級コンパクトカメラと汎用コンパクトカメラ

一言でコンパクトカメラと言っても種類が多く、その基準は多岐にわたります。

ひとつには価格帯で分ける方法があります。

コンパクトカメラには高級タイプと一般タイプの2種類があります。

高級コンパクトカメラはレンズ性能やセンサーサイズにこだわりを持ったものが多く価格も高価です。

出典元:LEICA

中でもVlogなど動画撮影を売りにした製品もあります。

レンズは単焦点とズーム式の2つに別れ、いずれのレンズもカメラ一体型で交換はできません。

高級コンパクトカメラは画像に特別なこだわりがある作品づくりを主体にする方に向いています。

目的にあった機材選びが大切

ただし高級コンパクトカメラは価格がミラーレス一眼レフと並ぶ製品も多く、費用対効果を考える必要があります

もちろん高級コンパクトカメラでなければならない理由が明確なら購入に躊躇する必要はありません。

ただしなんとなく小さいから、よく映りそうだからという理由だけでは散財に終わる可能性が高くなります。

理由はセンサーサイズだけで選ぶと機能的な点や希望する画角に制限が生じるためです。

コンパクトカメラの場合、一般的に販売されているセンサーサイズは1/2.3です。

1/2.3型でも最近は動画はとてもきれいだね

デジタルカメラ内のエンジン(コンピューターシステム)も近年では高性能化しています。

どうしてもコンパクトカメラが氣になるという方には、最初1/2.3型を入手することをオススメします

その理由は価格が手頃で、Vlogを始めたりスマホから脱却するきっかけに最適だからです。

仮に1/2.3型で動画撮影を行ったとしてもパソコンで一度映像を確認すると繊細な映りが理解できます。

防水カメラの魅力

コンパクトカメラでは単焦点よりズームがついているタイプのほうが何かと便利です。

ズーム付きカメラの場合、どうしてもレンズがピノキオのように前にせり出す製品を想像しがちです。

出典元:Sony

カメラを使っているという感覚においては、せり出すタイプの方が魅力的でしょう。

一方でレンズが飛び出さないタイプなら使用時に大変便利です。

それはカメラを移動させてもどこか障害物に当たる危険性がないからです。

もちろん持ち運び時も大きさが変わらないため利便性が上がります。

レンズが出なくてもズームできているなんてスゴイ

さらにズーム域が広いカメラなら撮影対象が広がります。

多くの場合、ズームさせても全長が変わらないカメラは大抵、防水カメラに多く見られます。

防水カメラのランク

防水カメラには等級があります。

雨に少し濡れても支障をきたさないもの。

かなりの雨に耐性があるもの。

水中に少し浸かっても問題のないもの。

ある程度なら水中で使用できるもの。

ダイビングなど本格的な水中撮影に使用できるもの。

これらはIP0X~IPX8の9段階に仕分けされ数字が大きいものほど防水性は高いものとなっています。

フィルム時代は防滴仕様というだけでとても嬉しかった記憶が・・

中でもIPX8は潜水を前提としたもので専用の容器(カバー)に入れなくても水中撮影が可能です。

デジタルカメラになってから多くの場合、防塵防滴をうたう製品が出回るようになりました。

これは雨天やホコリが舞う条件でも撮影に影響しないことがユーザーに魅力的と感じさせたからです。

防塵防滴が当たり前になって無い機種が希少になちゃった

さらに防滴の程度もIPX8で示されるように強靭なものであれば更に魅力が増します。

そこには撮影者が天候を氣にせず撮影に集中できるからです。

ところが、さすがに一眼レフ単体でIPX8相当の防水カメラは存在しません。

なぜならレンズ交換式カメラには防塵防滴性能に限界があるからです。

一方でコンパクトカメラの場合、潜水可能なIPX8相当のカメラが存在します。

防水カメラなら雨の中の自撮りも無敵だよね

一般的に潜水など、使用予定など無いからそんな機能は不要と思われがちです。

確かに潜水はほとんどの人には関係ないでしょう。

無敵のコンパクトカメラTG-7

しかしIPX8防水性能を、潜水が目的ではなく全ての天候下で使用可能と置き換えるとどうでしょう。

たとえば旅先でとんでもない悪天候に見舞われ、記念撮影どころではない状況なら。

こんな予測もしない天候でも躊躇することなく撮影ができるならその映像は大変貴重なものとなります。

Vlogを発信しているもしくは発信しようと計画しているなら、まさに悪天候映像は宝の山です。

それは一般的なカメラなら特殊な環境下で映像を収録することは不可能に近いからです。

防水カメラは単に潜水を目的とする使い方に限定される必要はありません。

特にTG-7のような頑強で強靭な防塵防滴機能を有しているなら大雨でも大雪でもいかなる天候で使用できます。

これが防水カメラが大きなアドバンテージを有している理由です。

防水カメラは何を基準に選ぶべきか

防水カメラはリコーペンタックスからもOM SYSTEMと同等のカメラが販売されています。

ではどのような点を考慮すれば納得行く買い物ができるのでしょうか。

この表はTG-7とWG-90を比較したものです。

TG-7(OM SYSTEM)WG-90(PENTAX)
レンズ(35mm換算)25 ~ 100mm28~140mm
開放F値2.0(W)~4.9(T)F3.5(W)~F5.5(T)
ズーム光学(4倍)、デジタル光学(5倍)、デジタル
フォーカス(m)0.1 ~無限、0.01~0.3(マクロ)0.5~無限、0.01~0.3(マクロ)
フォーカス方式コントラストAF(25点)9点マルチ/スポット/自動追尾
撮像センサー(インチ)1/2.331/2.3
有効画素数(万画素)12001600
記録方式JPEG、RAW、JPEG+RAWJPEG
動画記録画素数3840×2160(4K)
1920 x 1080 (FHD)
1280×720(HD)
1920 x 1080 (FHD)
1280×720(HD)
手ぶれ補正撮像センサーシフト式(2.5段)、電子式(動画)電子式
モニター3.0型液晶、約104万ドット2.7型ワイド液晶、約23万ドット
測光方式分割、スポット分割、中央重点、スポット
感度(ISO)100~12800125~6400
シャッター(秒)1/2~1/2000
1/10~1/32000(連写モード)
4(Aモード)
1/4~1/4000
4(夜景モード)
撮影枚数約330枚、110分(動画)約300枚、90分(動画)
静止画撮影モードブラケット、HDR、ライブコンポジット、インターバルHDR、インターバル、夜景
動画撮影モードハイスピード、インターバル
縦動画可
ハイスピード、インターバル
Wi-Fi
Bluetooth
GPS機能
入出力USB Type-C、HDMI
無線LAN、Bluetooth
USB Type-B、HDMI
防水性能・耐寒15m・-10℃14m・-10℃
耐衝撃・耐荷重2.1m・100kgf1.6m・100kgf
大きさ(W×H×D)突起部除く約113.9mm×65.8× 32.7122.5mm×61.5×29.5
質量(g)電池・カード含む249194

レンズはWG-90が望遠域が広く撮影幅は広がりそうです。

ただしTG-7にはレンズ枠にさまざまなアダプターを接続することが可能です。

中でもコンバーターアダプターCLA-T01はアダプター自体に40.5mmのねじ込みがありフィルター装着が可能です。

CLA-T01(左)は40.5mmのねじ切があり色々なフィルターの取り付けが可能に

CLA-T01を介してフィッシュアイやテレコンバーターを接続できるため撮影域はさらに膨らみます。

またCLA-T01のフィルター枠を利用し、NDフィルターなどを付けることも可能です。

フィッシュアイコンバーター(水中使用可)などの取り付けで撮影の幅が一氣に膨らむ

そのため撮影の幅は標準装備から一氣に拡大します。

40.5mmのフィルター枠を持つCLA-T01に下のコンバーターレンズがつけられるので、

ことでレンズのズーム域が一気に膨らみます(FCON-T02はTG-6、TG-7に使用限定)。

倍率0.3倍(FCON-T02)

倍率0.74倍(FCON-T01)

倍率1.7倍(TCON-T01)

一方でTG-7には静止画記録にRAWが搭載されています。

1/2.3インチのセンサーでありながらRAW搭載は編集や写真映像の画質維持に威力を発揮します。

特質すべき点はWi-FiとBluetoothが搭載されている点です。

無線通信機能のおかげでスマホとの連携がスムースに行われスマホへのデータ移動が楽になります。

この機能によりSNSへ時間差なくアップロードできるなど利点は大きくなります。

さらにTG-7ではGPSが搭載されており、専用アプリ(OI.Share)と併用で撮影地が地図上に表示されます。

GPS機能はむちゃくちゃ便利!

これは非常に有益な情報となります。

なぜなら昔撮った撮影地に再度向かいたいと思い立ったとき、わざわざ探す必要が無いからです。

特に旅先での撮影で威力を発揮します。

つまり瞬間に見つけた撮影時、写真毎に位置情報を記録することはほとんどありません。

しかし月日が経った時点で、同じ撮影場所に行きたくなることは度々発生します。

こんなとき地図情報が瞬時に見つかれば、労することなく現場に足を運べるのです。

TG-7の利点と欠点

TG-7は新製品でありながら、TG-6のマイナーチェンジ的な製品と言われることがあります。

これは言い換えればTG-6の完成度が高いととらえることもできます。

一方で防水カメラの欠点としてあげられるのはVlogのような撮影を行う際、モニターが移動できない点です。

自撮りを前提とする場合、実際にどのように映っているかをモニターで確認したくなります。

しかしながらTG-7のような防水カメラは可動部を極力抑えることで浸水性を高める必要があります。

残念だけど、この部分は減点

そのためモニターは固定式となります。

リアルタイムで自撮り映像を確認することはできませんので、撮影後に映像を確認する必要が生じます。

どうしても自撮り風景をリアルタイムで見たいという希望が優先するならTG-7は最適ではありません。

カメラ機能はそれぞれ固有の特徴があり、譲れる譲れないか自身で吟味し機種を絞り込む必要があります。

アクションカメラとどちらを選択するべきか

防水・動画撮影カメラにアクションカメラというものがあります。

代表格にGoProという四角いサイコロのようなカメラが有名です。

アクションカメラはバイクやスノーボーダーのヘルメットに取り付け圧倒的臨場感を観る側に伝えてくれます。

ではアクションカメラとTG-7のような防水カメラは何が違うのでしょうか。

アクションカメラはどちらかというと動き回る撮影に威力を発揮すると言ってもいいでしょう。

そのため軽量化が図られ、防水性も高められている関係で内部構造はある程度の単純化が求められます。

アクションカメラと使い分けできれば動画制作は万全だね

特にレンズ性能については単焦点に集中させ、ズーム機能はデジタルズームに頼りがちです。

つまり静止画映像の原点となる光学ズームは搭載されていません

光学ズームとデジタルズームでは写真そのものに解像度で差が生じます。

加えてアクションカメラは基本、フィッシュアイ映像のような広角系の写りが基本です。

35mm換算で100mmを超える望遠域を表現することは難しくなります。

防水性能を兼ね備えているという点ではアクションカメラは選択肢の一つとなります。

ただアクションカメラはどちらかというと静止画というよりも動画撮影専用機ととらえるほうが無難です。

理由は先にも述べましたが光学ズームに乏しいからです。

一般的なコンパクトカメラとは使用用途が違うということを理解しコンパクトカメラと比較すべきです。

一度TG-7を使用すればその良さがわかる

これまでコンパクトカメラについて様々な機能や特徴をお伝えしてきました。

コンパクトカメラは一眼レフとは違い解像度や機能に制限があるものがほとんどです。

しかしながらコンパクトさゆえに一眼レフには敵わない特長を兼ね備えていることも間違いありません。

一つの製品で全ての撮影をまかなうことは不可能です。

使い始めると良さがどんどんわかってくるからTG-7はスゴイ

防水カメラは何か特別な製品と思われがちですが、私たちの生活の中に水は必要不可欠です。

雨天など天候に左右されることなく撮影が可能という点を見つめれば防水カメラは身近な存在となります。

価格的な点においても高級コンパクトカメラと一般的なコンパクトカメラの中間的存在です。

使い方を少し工夫すればTG-7はVlog撮影やサブカメラとしての利用に最適と感じることでしょう。

TG-7を一度使い始めると手放せなくなると断言します。

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