マイクロフォーサーズ|ZUIKO PREMIUM単焦点レンズの実力と軽快な映り

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買って良かったと思える広角レンズ

ZUIKO PREMIUM 12mm F2.0はホームページで大々的に書かれているように高級志向です。

持つ喜びを撮影者に与えてくれる。

そんなレンズだと断言しておきましょう。

筆者はすでにM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO IIのレンズを取得済み。

この事実は大きく影響しました。

F2.8とF2.0なんて同じに見えるけどね

そこが購入に踏み出せなかったところ

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO IIのF2.8という明るさに対し12mmF2.0は一絞りだけ明るい。

この一絞りの明るさにどこまで投資優位性があるのか考え続けたのです。

75mm F1.8に合わせシルバー選択

SSF搭載で置きピンが楽に
(上部黒は保護フィルター)

理由はそれだけではありません。

M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0が定価で50,000円を超える価格。

ここにも購入をためらう大きな理由があったのです。

外国の評価は価格を除けばピカイチと書かれている

「金属外装のハイグレードスナップレンズ」と大きなうたい文句が上げられています。

つまりPREMIUMという名の準PROレンズだということを主張しているわけです。

防塵防滴機能が付与されていないことを除けば明らかにPROレンズです。

そこまで主張しながら一絞りの明るさのレンズを入手する意味はあるのだろうか。

悩みは数年間もの間続くのでした。

使って初めて理解できる孤高レンズ

ちょうどOM SYSTEMから届いたキャンペーン情報。

キャンペーンが購入を止めていたダムを決壊させたのです。

氣になっていた理由はそれ以外のPREMIUMレンズを保有していたこともあったのかもしれません。

わざわざ単焦点レンズとして存在するなら使う意味は十二分にあるはず。

前向きにとらえて購入に踏み切りました。

結果、購入は正解だった。

このレンズを使い始めるとほかのレンズが使えなくなるほどに中毒を起こしそうになります。

もっと早くに手に入れておくべきだったかも

活躍は祭りなどの行事撮影に合致したためです。

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO IIとの違いは悩まないという点です。

単焦点レンズ特に広角系レンズは近寄って撮影が当たり前。

もちろん広大な風景を撮影することは可能です。

接近戦にも似た撮影スタイルは、圧倒的なダイナミック表現を可能にします。

ズームレンズのような画角を考える余裕が無いからこそ撮影に迫力が増すのです。

そしてF2.0という明るさは夜間繰り広げられる汗飛び散る祭りの瞬間をとらえることが可能に。

接近すると映像に迫力が増す

F2.0の明るさは夜間に活躍

広い画角は雰囲気描写に最適

おそらくズームレンズならここまで表現できなかっただろう。

使って初めてこのレンズのパワーを知ることになりました。

単焦点レンズの中でどのレンズが好みかと言えば画角は17mm。

しかし他を寄せ付けない圧倒的な画角となれば12mmを置いて他にありません。

OM-1に装着するには黒のレンズが似合うと感じていましたが、

PREMIUMレンズの最長焦点レンズ75mm F1.8がシルバー。

同じく最短焦点レンズ12mm F2.0も最も端に位置する意味からシルバーを購入。

これが意外にもマッチングしており、

他の黒色のPREMIUMレンズと混同しなくなったので識別が容易になりました。

金属を主張するだけに重みを感じさせてくれるレンズ。

重すぎるのはかないませんが、少しばかりの重さのあるレンズには高級感を感じる。

まさにこのレンズは優越感を与えてくれる存在です。

常用確定の単焦点

M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0を入手してからこのレンズは常用化しました。

映像美と迫力ある画質に単焦点の広角は最適だったからです。

ズームレンズの便利さはフィルム時代から痛いほどに理解しています。

そんな痛みを承知しても単焦点12mm F2.0は撮影メンバーから外せなくなりました。

街に繰り出すにはこのレンズ1本で1日を過ごしてもいいほど使い勝手が良い。

短所はフードが付属していないこと。

フードが付属していたならもっと早くに買っていたかもしれません。

それだけにレンズ設計に開発費を使い込んでいる可能性も・・・

想像を膨らませながら次の撮影を計画するのでした。

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