マイクロ・フォーサーズで十分な理由12選|最強カメラの将来
スマホを使っていたけどもう少し画質の良い本格カメラで撮影がしたい。
SNS投稿で差別化したい。
きちんと写真の勉強をして作品作りに打ち込みたい。
こんな悩みにお答えします。
本記事の内容
- マイクロ・フォーサーズならプロと同じ写真が撮れる
- スマホでは撮れない写真をSNSでアップできる
デジタルに移行してからNikonやPENTAXなどのAPS-Cやフルサイズカメラに触れてきました。
ただデジタルカメラは35mmフィルムカメラに比べ大きく重い感覚があり、
使いづらい感覚が常にありました。
カタログを見るうちマイクロ・フォーサーズに魅力を感じ始め、
テストと称しダメ元でOM-D E-M5 MKIIキットを購入することにしました。
なぜならコンパクトさがとても興味深かったからです。
マイクロ・フォーサーズをAPS-Cと併用で使い続けていくこと数年間、
使い込むごとにマイクロ・フォーサーズの素晴らしさが徐々に理解出来はじめました。
理由は写真撮影は軽快かつ楽しくなければ続けることはできないと氣づいてしまったからです。
軽快さの魅力に引き込まれ結局メインはマイクロ・フォーサーズに置き換わっていったのです。
本記事ではデジタルカメラはマイクロ・フォーサーズが有利である点、
マイクロ・フォーサーズの使いこなし方について解説します。
この記事を最後までご覧頂ければマイクロ・フォーサーズの魅力が心底理解できます。
実際に大きなプリントはほとんどしない
スマホの登場で写真の利用はほとんどがプリントからSNS投稿に変わっています。
SNSはスマホやPCで閲覧するため解像度は72dpi(ドット/インチ)で十分。
つまりスマホで撮影した画質はSNS上何ら支障は発生しません。
dpiは1インチあたりのドット数を示しており、プリント解像度に関係します。
プリントの大きさにもよりますがA4程度までのサイズならプリント解像度は300dpi、
A2以上となるポスターのような大きなプリントサイズなら150~200dpiもあれば問題ありません。
大きな写真のプリント解像度が200dpi以下で十分な理由は、
離れた位置から観ることになり多少プリント解像度を落としても鑑賞に耐えるからです。
写真のプリントサイズ | 300dpiで印刷 | 150~200dpiで印刷 |
---|---|---|
必要とされるカメラ画素数(万画素) | ||
A1(新聞紙を広げた大きさ) | 6,600 | 1,700 ~ 3,000 |
A2(新聞紙を閉じた大きさ) | 3,300 | 1,000 ~ 1,500 |
A3(新聞紙を2回折り畳んだ大きさ) | 1.700 | 400 ~ 800 |
A4(よくある雑誌の大きさ) | 800 | 200 ~ 400 |
2L | 300 | 100 ~ 150 |
赤文字が実際に求められるカメラ画素数
現在販売されているデジタルカメラは、
マイクロ・フォーサーズ以上のセンサーサイズならA1サイズのプリントでも十分可能。
カメラの性能の一つに画素数と呼ばれるものがあります。
最近では4000万画素や6000万画素とうたった製品が登場していますが、
一般的に2000万画素なら大きなプリントでも支障は出ません。
カメラ雑誌やネットではカメラの画素数を特集する記事が目立ちます。
先のプリントサイズとカメラの画素数の関係から、
A2以上の大型サイズでプリントする頻度は1年のうちどれだけあるのでしょうか。
コンテスト応募でも最大A4サイズまでだよ
A1サイズとは長辺約850cm、短辺約600cmの大きさです。
ちょうどこれは完全に開いた新聞紙の大きさより少し大き目のサイズ。
家中、大型プリントを飾る趣味があるなら高画素数のカメラも使用する意味はありそうです。
大きいサイズのプリント管理は大変
プリントは大きくなるほど紙の柔軟性が顕著となりプリント自体曲がりやすく折れやすくなります。
そのため大きなプリントは裏打ちが必要になります。
裏打ちはよれやシワができないように薄い板を貼り付けることだよ
裏打ちはプリント背面に硬いボードで補強することを言います。
つまりボード補強した写真は厚みが増すため、沢山の大型プリントを抱えるには保管場所の確保が必要。
大きなプリントは展示目的など特定の使い方に利用されるものの、展示後の管理は量が増えると大変です。
大きな邸宅なら問題無いでしょうがマンションなど限られた部屋なら生活空間が確保できなくなることも・・
デジタル写真はスマホやタブレットなどで鑑賞することがほとんど
保管を考えると撮影後のプリントはファイリングが容易な~A4までが現実的といえます。
もちろんA2クラスに引き伸ばす人もいる
OM SYSTEM(オリンパス)の中級機で2000万画素ある
いくら立派なデジタルカメラを買ってもA4程度のプリントなら高画素数は宝の持ち腐れ。
結局、ある程度の性能があればプリントに差が出ることはありません。
高画素数を追い求める動きは2000万画素を境に終焉を迎えつつあります。
高画素数で競争する販売戦略はもう時代遅れに
デジタルカメラはどの機種を選んでも性能差が少なくなってきており、
センサーサイズの大小を問う話は夜景などで生じるノイズなど細かな議論に偏ってきています。
ノイズもA.I.処理が解決し始めている
つまり一般的な撮影はマイクロフォーサーズで十分まかなえると言っても過言ではないのです。
高画素を優先しすぎるとリスクやデメリットが増大する
このところ4000万画素、5000万画素といった超高画素数の製品が販売されています。
超高画素数のカメラは確かにきめ細かさでは群を抜くのでしょう。
比較サイトなどでは一部分を切り取り、大きい画素は素晴らしいと主張しているものも見かけます。
しかしながら拡大比較は実用的な話とは無関係。
高画素数が素晴らしいのなら中版カメラを誇大広告する方がよほど説得力があります。
さらに高画素数を求めすぎるとデーター量が肥大化して管理が面倒になります。
フルサイズで揃えると機材以外に周辺機器にも多額な浪費が発生
- 50MB以上のデータ(特にRAW)が過剰に蓄積しクラウド契約料が高額になる
- NASやHDDの容量を圧迫して写真の保管が追いつかなくなる
- パソコン処理能力が追いつかず編集ソフトの動作が鈍くなりイライラさせられる
- 高性能パソコンに買い換えを余儀なくされ追加出費が増える
これらは欠点ばかりを集めたようにも見えますが、実際的でリアルな話です。
大きなデータを取り扱うということはそれだけ大きなリスクを負うことに直結します。
流行りや性能を追い求めるより自分の目的意識が重要
高画質の選択は周辺機器の更新などが必須条件になることも忘れずに。
A.I.ノイズ除去性能が加速し映像の微粒子化が進んでいる
2023年4月にAdobe LightroomではA.I.によるノイズ除去が導入されました。
これまでのLightroomやLightroomClassicでのノイズ除去は、
強めれば強めるほどのっぺりとした絵のように落ちたものです。
そのため多くのプロをはじめ多くの写真家たちは、
DxOから発売されているPureRAWを利用しノイズ除去を行ってきました。
ところがAdobeのアップデートにより精度の高いA.I.ノイズ除去が可能になってきたのです。
これは高解像度を保ちながらノイズを大きく減らすことに成功しています。
プロ写真家や写真愛好家らは今回のAdobeのアップデートによりこれまでの評価を変え始めました。
つまりLightroom Classicでも十分なノイズ除去が達成できると高評価に転じ始めたのです。
A.I.はすでにChatGPTで世間を騒がせているように機能向上は加速度的に高性能化しています。
A.I.ノイズ除去は機能が高度に向上しており、カメラ機能に依存する時代は不要になってきています。
MFTで撮影しPCの高性能化を目指す方が賢い選択
暗部に弱いとされいるマイクロフォーサーズの画像でさえA.I.との相乗効果で高画質に変化してきています。
事実、A.I.ノイズ除去を試したところ、とんでもなく大きな効果が得られることがわかりました。
つまりA.I.をフル稼働させれば高額なカメラやレンズに投資する必要性も無いところまで来ています。
マイクロ・フォーサーズとA.I.機能がもたらす高画質時代は目前です。
軽量化は中高年や女性にとって最大の魅力
宿泊を伴う旅に出かけるなら誰しもが荷物を減らしたいと考えます。
荷物はかさばると邪魔になり、できるだけ避けたいところ。
重い荷物を持ち歩き続けるとすぐに疲れてしまい、旅どころではありません。
少なくともカメラは写真愛好家以外は必ず持参しなければならない荷物ではありません。
今や写真はスマホで代用することも十分可能だからです。
カメラを持ち出すことは向上心の現れ
ただ写真愛好家は一眼レフやミラーレスで撮影し、作品を作ることに熱心です。
そこまで熱心でない写真愛好家でもスマホ以上の画質を求めるならカメラ持参が正解。
最低限必要な荷物を準備できたと意気込んでも、後からもっと減らせないか考えがち。
当然カメラも荷物の一部なので必要最低限で済ませたいと考え直すのが人情です。
当初レンズ2本持参予定だったはずなのに、
他の荷物優先でどうしても1本に絞らなければならなくなるという事態が発生することも・・
減らした結果「やはりあのレンズを持ってくればよかった・・」と後悔しても後の祭り。
オリンパスのズームレンズは撮影幅が広いから好きだね
もしカメラが小さくてコンパクトならどうでしょう。
カメラが小さく荷物に大きな影響を与えないなら予定通り2本持参できたはず。
マイクロ・フォーサーズなら実際に2本持ち出しても苦にならない大きさ・重さだから嬉しくなります。
マイクロ・フォーサーズによる劇的な軽量化
フルサイズの望遠レンズはとてつもなく大きく、大口径レンズでは大砲のようにも見えます。
フルサイズ標準ズームなら24-100mmでおよそ重さが700g前後です。
またフルサイズ望遠ズームレンズなら70-200mmとしておおよそ重さは1,000g前後となります。
一方OM SYSTEM(オリンパス)の標準ズームなら24-90mm(フルサイズ換算)で200g前後。
同じく望遠ズームなら超望遠まで網羅させても、
150-600mm(フルサイズ換算)の超望遠で400g前後で完了します。
合算すると2本レンズを持っていくならフルサイズで1,700g程度は覚悟しなければなりません。
しかしOM SYSTEM(オリンパス)の場合なら合計しても600g前後と軽量化の差は歴然としています。
レンズの種類 (焦点距離:フルサイズ換算) | レンズの重さ(g) | 重量の差 (フルサイズ-オリンパス) | |
---|---|---|---|
OM SYSTEM (旧オリンパス) | フルサイズ | ||
標準レンズ(24-100mm) | 200 | 700 | 500 |
望遠レンズ(70-200mm) | - | 1,000 | 600 |
超望遠レンズ(150-600mm) | 400 | - | |
2本の合計 | 600 | 1,700 | 1,100 |
OM SYSTEM(オリンパス)なら超望遠レンズが携帯でき、おまけに1kg以上軽くなります。
軽量化された分、快適グッズを持っていける
人は荷物が重くなればなるほど疲れやすくなり出かけることをためらってしまいます。
こうなるとシャッターチャンスどころではありません。
荷物の重量は撮影に影響を及ぼすこともあるのです。
いかなる状況でもシャッターチャンスを逃しては元も子もありません。
氣軽に持ち出せるから楽しくなる
写真撮影で必要なことは写したいというモチベーションです。
大きなカメラやレンズを買って満足。
部屋中でガジェットを見つめるだけならモチベーションは必要ありません。
写真撮影は持つ喜びも多少はありますが、コレクターとはニュアンスが異なります。
撮影にとってカメラやレンズは道具にしか過ぎず、何を生み出すかが写真にとって大切な要素。
フィルム時代に大口径と言われるF2.8クラスの望遠ズームレンズに魅了され購入した経験があります。
ところが重すぎて持っていく氣になれず、結局持ち出すレンズは汎用レンズばかりに・・
大口径スゴイという評判だけで買うと後悔する可能性も
なぜそんな事になったかというとカメラバッグに入れようにも1本のレンズが大きすぎて、
ほかのレンズが入り切らなくなる事態が生じたからです。
スナップならお氣に入りの1本の単焦点レンズを持ち出せば済む話。
ところが風景などでは複数のレンズを持ち出すことが必要になります。
風景撮影では現場の状況が不明瞭なことが多く、標準系・望遠系どちらに力を注ぐべきかわかりません。
どちらを主体として使うのか撮影前に決めていない中で、重量級レンズ1本を持ち運ぶには氣合がいります。
撮影終わって「結局使わなかったなぁ・・」となることもしばしば。
重量級大口径レンズが単にお荷物になっただけだなぁと感じることほど悲しいものはありません。
重いレンズより美味しいお弁当持っていきたい
次も撮影に行きたいという氣持ちになるには、
前回楽しかったいう快楽物質ドーパミンが頭の中を巡ることが重要なのです。
その点マイクロ・フォーサーズなら大口径レンズでも軽量化されているので躊躇する必要もありません。
もちろん2本の大口径ズーム持参でも氣持ちがなえることなく氣合十分に。
軽快な撮影は軽快なカメラとレンズに宿るのです。
防塵防滴(全天候型)で雨が降っても氣にならない
カメラは雨に弱い。
フィルムカメラでは常識のように言われてきました。
雨の日にカメラに水滴がかからないレインカバーなどが発売された時期もあります。
ところがアイテムは増えれば増えるほど邪魔な存在に。
雨が少し降ってきたのでレインカバーを出す。
止んできたのでレインカバーを外す。
このような行為が繰り返されるたび、撮影に集中することが妨げられます。
集中するには晴れても雨でも、そのままカメラを使い続けることが必要です。
防滴性能を有するカメラとレンズなら、多少の雨でも一切の精神を撮影に注げます。
ただし雨が激しく降り出すとそれに伴い風も同時に発生することが多くなり、
雨滴がレンズ全玉に付く可能性が高まります。
そうなると雨滴が映像に映り込みむ影響でシャープネスが阻害されてしまいます。
防塵防滴(全天候型)カメラでも雨滴をレンズに付着させない工夫が必要。
時々レンズ全玉にブロアーで水滴を飛ばすことが求められます。
雨の日の撮影はブロアー必須!
防塵防滴(全天候型)カメラ・レンズの便利なところは前玉の水滴処理だけで済むから嬉しい。
防水性能がなければ水滴が機械内部に入り込みショート・サビ発生が起きることも。
防塵防滴対応機種の確認は怠らずに
マイクロフォーサーズのカメラ・レンズの全てが防塵防滴(全天候型)ではありません。
野外で撮影を計画しているなら必要に応じて防滴機種を選んでおきたいところ。
自然に触れる機会があるなら防塵防滴(全天候型)は、いかなる氣候でも撮影を楽しめます。
防塵防滴(全天候型)は風景だけでなく、
街のスナップ撮影で急に雨に降られても撮影続行できるから有利です。
雨を氣にしながらの撮影は辛いね
収納時もカメラが小さければ拭き取る手間が少なくて便利。
むしろ小さいカメラなら少し大きめのハンカチをポケットに入れておけばすぐに拭き取り完了です。
いいレンズが揃っている
OM SYSTEM(オリンパス)はPROレンズと呼ばれる贅沢な材料を用いたレンズが数多く販売されています。
PROレンズは中には神レンズと言われるように、飛び抜けたシャープネスを示すものも含まれます。
マイクロ・フォーサーズはパナソニックからもGレンズとして同じマウント規格のレンズが販売されています。
OM SYSTEM(オリンパス)とパナソニックのカメラで、
違うメーカーのレンズをつけることも可能なので楽しさ倍増。
PROレンズは結像性能が非常に高いのでキリット感が他のレンズに比べ圧倒的に違います。
またLUMIX(パナソニック)はドイツで有名なLEICAのレンズも使用できるので嬉しくなります。
LEICAは柔らかでそれでいてクリアな画像に仕上がるため一目置かれる存在。
憧れのLEICAは通常100万円近くするレンズでしたが、
LEICA Gレンズでは手の届く価格で提供されているので身近にLEICAの映像が楽しめてお得です。
マイクロフォーサーズのレンズはレベルが圧倒的に高い
フィルムカメラが全盛期だった時代、フィルムは最大で8 ☓ 10インチ(約20 ☓ 25.5cm)のものがありました。
大きなフィルムサイズはプリント引き伸ばしの耐性や高解像度が受け入れられた時代でした。
大きなフィルムを用いるということはフィルム自体に多大な情報が刻み込まれます。
つまりレンズ性能がそこそこでも大きなフィルムが高解像度をカバーしてくれるのです。
そのため高解像度のレンズ性能を追い求める必要性はありませんでした。
エンジン出力が大きい車に細かな設定は要らないのと同じ
軽自動車があんなに走るのって凄いことなんだね
このことはデジタルカメラにおいても同様。
センサーサイズが大きいということはセンサー自体が多くの情報を獲得してくれます。
そのためわざわざ超高解像度レンズである必要性は薄れます。
マイクロ・フォーサーズはフルサイズよりも小さなセンサーなので、
レンズ性能で画質をカバーする必要があります。
つまりマイクロ・フォーサーズは汎用品でも十分高レベルなレンズに仕上がっています。
レンズ性能とコンテスト入賞とは相関がない
コンテストで入賞する写真はピシッとピントが合っていることが必須条件。
PROレンズでなければ入賞しないのかというと必ずしもそういうわけではありません。
コンテスト応募要件に使用レンズの条件はない
なぜならピントが合っていることと、シャープさが目立つこととは意味が違うからです。
一般レンズ撮影でも入賞することは普通にあります。
最近ではカメラメーカーの体力が落ちメーカー主催の写真コンテストがめっきり減りました。
メーカー主催の入選写真には必ずと言っていいほどカメラとレンズ情報が掲載されています。
F2.8大口径やプロ級カメラが掲載されていると、これを使えば入選するのかと勘違いするほど。
これはある意味メーカー戦略です。
今使っているカメラとレンズには能力がないのかという見方もできるから面白い。
実際にはプロ写真家で堂々と汎用レンズを常用し作品づくりをしている。
この事実はあまり知られていません。
解像度やコントラストが高いことと、作品になるか否かには何ら相関関係がないのです。
すでにデジタルカメラのレンズはどれも優秀です。
とくにマイクロ・フォーサーズのレンズはクリアな色合いを持っています。
コンテストの入賞条件はいいレンズを用いたかどうかではなく、
被写体をどう切り取りどう表現したかが審査されます。
選抜された写真はさらに引き立った作品なのか、
シャープネスがどうかなどが次の段階での評価でしょう。
コンテストは何をどう撮ったかで評価されるもの
一方コンテストで選ばれる写真の多くがコントラストの高い目立った作品が多いことも確か。
OM SYSTEM(オリンパス)のレンズはオリンパスブルーと言われるように青が特にキレイ。
つまりいいレンズは、もともとコントラストが高めで良い発色をするため優位性はあります。
映像にこだわるならPROレンズ|高級レンズは裏切らない
PROレンズは評価がかなり高いため資金力に余裕のある方にはオススメです。
コンテスト入賞やSNSでの高評価に一歩近づけるため、
PROレンズを選ぶことは正しい選択とも言えます。
単焦点で「明るい何ミリのレンズが欲しい」などという声も聞かれますが、
OM SYSTEM(オリンパス)はレンズ群が揃っていて選択に困らないから助かります。
ズームレンズはかなり揃っているので選択幅が広がります。
OM SYSTEM(オリンパス)はコンパクトだけに高倍率ズームとの相性がよく合います。
高倍率ズーム一本持ち歩くだけでどんな被写体でも、どんな画角でも対処できるから最高です。
センサー部にホコリがつかない
OM SYSTEM(オリンパス)のカメラを実際に使ってみて驚いた点。
センサー部にホコリが全然付かないのです。
これまで使用してきたカメラでは時々センサー部に細かなホコリが付いていました。
ホコリは付着した箇所のセンサー部に光が届かなくなり、ぼやけた斑点を生じさせます。
ホコリが付着した映像を写真編集ソフトで処理すると、黒いぼやっとした斑点が確認できます。
特に青空画面では顕著。
まるで映像にシミを作らせたように醜い形跡です。
多いときには二桁数のセンサーゴミ後が見つかるときがあります。
PIXTAなどストック写真に投稿する際はシミを除去しておかないと合格しません。
画像処理においてシミ除去は結構な手間です。
出来上がった写真でシミが見えたらがっかり
一枚でもシミが付いた写真が見つかれば同日撮影した写真には間違いなく全てシミが付いています。
その日の撮影が大量の撮影なら写真のシミ除去だけで相当な作業時間を要します。
OM SYSTEM(オリンパス)カメラを10年以上使い続けていますが、ホコリが付いた経験がありません。
この事実には正直ビックリです。
OM E-M5 MarkII以降、数台のOM SYSTEMのカメラを使用していますが、
すべてのカメラでホコリが付着した経験は「ゼロ」。
ホコリがつかないことはムチャクチャ有利
OM SYSTEMの特許(SSWF)のセンサークリーニングは絶大な信頼を提供してくれます。
レンズ交換時はカメラを下に向けブロアー吹き付け作業は行っておきたいと思われがち。
ところがマイクロ・フォーサーズはダスター能力が高すぎてブロアーさえ控えるべきと言われています。
OM SYSTEM(オリンパス)ならデジタルカメラの難物(ホコリ付着)と縁がありません。
センサーゴミはセンサーサイズが大きければ大きいほど顕著に付着します。
SONY製カメラにゴミが付着することはよく知られています。
高解像度を追求するあまり安易にフルサイズを求めると、あとで後悔なんてことも・・
やっぱりマイクロ・フォーサーズだとマウント入替えに踏み込めば無駄な出費が膨らむ一方です。
RAWなどのデータが適量でパソコンへの負担が減る
デジタルでは主にJPEGとRAWの2種類のデータを保管する事が多くなります。
RAWは撮影で多くの情報を持っているため数十MBのデータ量となります。
オリンパス(OM E-M5 MarkII)ならRAWデータで15~20MB程度ですが、
フルサイズならRAWで30~40MB程度にも。
100MBの写真も見たことあるかも・・
大きいデータは移動でも時間がかかる
データ容量が大きいことは情報が大きいという現れで、高解像度というメリットはあります。
しかし写真データを撮って出し的にそのまま用いることはまずありません。
少なくコントラスト・ホワイトバランス・色調調整など少なからずの編集作業が必要です。
データ容量が大きくなればなるほどパソコン処理の負荷は大きくなります。
つまりデータ量に比例して処理時間も長くかかります。
たとえばAdobe Lightroom Classicで写真を読み込む作業ではCPUがフル回転します。
ビッグデータを取り扱うには見合った高性能PCが必要
有線接続でもマイクロ・フォーサーズRAWデータ読み込みも数秒かかる。
フルサイズならさらに時間は膨らみます。
同じ枚数を読み込ませるにしても読込時間とPCに過剰な負担をかける程度はデータ量に比例します。
ようやく写真を読み込ますことができたと喜ぶのもつかの間。
今度は一枚一枚写真を編集するために、また多くの待ち時間が必要になることも。
最終的に処理が終わる頃には気持ちが萎えてしまうこともあります。
複数枚の写真データでかつ1枚が大きなデータならPCフリーズもありえます。
Lightroomで大量データの読込はかなり時間がかかるよ
大きな写真のデータ量を何十枚何百枚処理するとなれば、
かなり高性能なパソコンに買い替えなければなりません。
マイクロ・フォーサーズでもA1サイズのプリントができる情報量を持っています。
つまりこれ以上の画質データをパソコン処理させても、むやみにパソコンに負荷をかけるだけ。
RAWデータは写真には必須、だけど大きすぎると使いづらい
本来データはできるだけ少ないことが理想的です。
パソコンでの処理作業が速やかに済まされることは作業者にとっても有利なのです。
つまりマイクロ・フォーサーズのデータ量は、実用的で最適な情報量といえます。
超望遠レンズが安価で手に入る
マイクロフォーサーズのセンサーサイズはフルサイズに比べ面積比で約1/4です。
対角線比較だと約1/2の差になり、レンズの焦点は対角線の長さに比例します。
レンズが映し出す像はイメージサークルと呼ばれ本来は円(◯)形です。
一方でセンサーのサイズは四角(▢)形(下図四角枠)です。
レンズからセンサーへ投影される画像は、左右・上下逆さまで上写真に示されるように円形
写真がセンサーの形(□)として撮影されるには、
センサーの最も長い対角線の長さ(下赤線)がイメージサークルに収まらなければなりません。
マイクロフォーサーズの対角線長さを1としたとき、フルサイズの対角線の長さは2となります。
丁度マイクロ・フォーサーズは二重丸◎の内側の◯、フルサイズは外側の◯のようなイメージです。
センサーサイズが小さいということは、レンズが映し出す像の大きさも小さくて済みます。
ここで例を見てみましょう。
フルサイズで50mmは標準レンズと言われ、撮影の基本となる画角と言われます。
ところがマイクロ・フォーサーズで50mmレンズを使用しようものなら、
フルサイズカメラで同じ映像を得るためには100mmの望遠レンズを用いなければなりません。
対角線の長さが1/2に変わることでマイクロ・フォーサーズの焦点距離はフルサイズ比で長くなります。
つまりマイクロ・フォーサーズなら短い焦点距離のレンズで望遠効果を引き出せることから、
マイクロ・フォーサーズは望遠に強いと言われるのです。
レンズが小さくできるということは、超望遠レンズなど非常にコンパクトに設計できます。
OM SYSTEM(オリンパス)レンズとフルサイズレンズの比較
M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 IIは重量がたった約400g。
フィルムカメラ時代には高嶺の花だった600mmを軽々と実現。
600mm相当をフルサイズカメラで実現しようと思えば約2kgの重量となり持ち運ぶだけで一苦労です。
さらに価格面でもM.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 IIは4万円台で購入できるから嬉しい。
レンズ | 重量と価格 | |
---|---|---|
マイクロ・フォーサーズ | フルサイズ | |
M.Z. D. ED 75-300mm F4.8-6.7 II | 400 g(4万円弱) | - |
AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR | - | 2,000 g(15万円弱) |
一方フルサイズのレンズなら約15万円とかなり氣合を必要とする出費です。
マイクロ・フォーサーズは廉価版でもキッチリ特殊低分散(ED)などの高価な硝材を使用しているため、
超望遠の課題とされる色にじみ(色収差)を良好に抑えることができます。
さらにマイクロフォーサーズではフルサイズでは到底真似のできない1200mmという画角が登場。
野鳥撮影はある程度の距離からの撮影を余儀なくされますが、
1200mmという超弩級の望遠レンズならそんな悩みも吹っ飛びます。
テレコンバーターX2を装着すれば2400mmという望遠鏡顔負けの画角も実現可能。
これぞマイクロ・フォーサーズにしかできないお家芸です。
手ぶれ補正が超強力で手持ち撮影でほとんどまかなえる
フィルムカメラで手ブレを防ぐには、レンズ焦点距離を分母としたシャッター速度が必要でした。
たとえば100mmの望遠レンズでは、ブレないシャッター速度が1/125以上必要とされたのです。
そこで手ブレを防ぐ方法としてISO感度の高いフィルムを用いたり、三脚使用が一般的でした。
ただISO感度の高いフィルムはどうしてもノイズが増える(荒れ)ので高くてもISO800が限界でした。
デジタルに代わってからISO感度はカメラに制御され、
撮影状況に合わせて自由に変化させることが可能となりました。
OM-1ではISO 102400と想像を遥かに超える設定が可能になりましたが、
それでもノイズを極力抑えることを考えるとISO3200~6400辺りを上限にするほうが懸命です。
A.I.ノイズ処理のお陰で10000以上のISOも可能になっている
ISO3200や6400などという設定はフィルムでは考えられなかったため、
高ISOで高速シャッターが切れるデジタルカメラの恩恵は計り知れません。
ただし夜間など暗い場所ではシャッター速度が遅くなりブレを抑えることが困難です。
ところがマイクロ・フォーサーズはカメラ本体に手ブレを検知し補正する機能が搭載されており、
群を抜く能力は他を引き離して圧倒的な高機能を実現しています。
機種にもよりますがOM SYSTEM(オリンパス)では約5段分以上の手ブレ補正が可能。
これまで100mmレンズなら手持ちなら1/125のシャッター速度が必要とされましたが、
5段分の手ぶれ補正のおかげで1/4まで手持ち撮影が可能となるわけです。
もちろん他社の一眼やミラーレスカメラでも手ぶれ補正はありますが、
補正できる段数はマイクロ・フォーサーズの右に出るものはありません。
またマイクロ・フォーサーズはコンパクトな設計なためしっかりホールドできるところで優位性を発揮。
カメラ本体が大きくなればなるほど安定感は増しますが長時間の手持ちでは震えが発生します。
特に大きく重い望遠レンズを使用するなんてことがあれば、その傾向が顕著に現れます。
マイクロ・フォーサーズの望遠レンズはカメラ同様コンパクトなので、
全体重量が軽減され加えて超強力手ぶれ補正が有効に働きます。
三脚不要を実現する超強力な手ブレ補正
オリンパス時代にフラッグシップを誇っていたE-M1。
しかしOM SYSTEMに分社化したあと登場したOM-1が手ブレの世界を一変させました。
OM-1の登場により手ぶれ補正が強力な武器になりました。
7段の補正により状況によっては10秒手持ちも可能となったわけです。
さらに2024年に発表されたOM-1 MarkⅡの登場により8.5段というとんでもない手ぶれ補正。
7段の手ぶれ補正で考えると10秒シャッター速度が1/3秒に、
8.5段なら約1/15秒となりホールディングがしっかりしていれば手持ち可能。
脅威的な手ぶれ補正に恩恵を与えるのが三脚が使えない場所での撮影。
観光地として知られている寺などの庭園では三脚の使用はまず認められていません。
超強力な手ぶれ補正はF値の大きいパンフォーカス撮影を可能にするよ
フィルムカメラの時代では手持ち撮影が不可能だった状況がカンタンに撮影できる現実が来たのです。
この状況は三脚使用不可の場所だけに限らず三脚を持ち歩くことを不要とした恩恵も大きいのです。
写真撮影が好きでも年々老いゆく身体にとって機材の重量は負担が大きい。
70代を超える方々が口にする言葉が「三脚は持ちたくない」。
まだまだ現役で重量を氣にしない状況にあっても先の言葉は自身の将来像を見ているようなもの。
OM-1 MarkⅡを使うと他のカメラは使えなくなるから
超強力な手ぶれ補正は未来を見据えた理想のカメラとなるわけです。
OM-1の登場以来、三脚の必要性が皆無となりつつ怪物のようなカメラ。
フルサイズで手ブレのオンパレードだった方々に一度は手にして欲しいマイクロ・フォーサーズです。
スマホより断然画質が上
iPhoneでも大きな看板が作れるという宣伝が2017年頃ありました。
これは大きくなればなるほど鑑賞距離が遠くなるためで、大きな看板ほど細かな解像を必要としないからです。
iPhoneはスマホの中でもきれいに撮影できるアイテムです。
ただこれはSNSなどの画面上の話です。
本格的に写真を始めるには最終形としてプリントが求められることが多くなります。
コンテストなどではA4や六切りサイズでの提出が多く、このサイズでの解像に耐えられることが求められます。
iPhoneではA3まできれいにプリントできる解像度を持っています。
一方でその保存形式はJPEGとなっています。
JPEGは画像の保存形式の種類ですが、写真を編集すればするほど画質は劣化していきます。
撮ったままプリントという作業ならスマホでもOK
たとえばiPhoneで撮影したJPEG画像。
これを写真編集ソフトでコントラストや色など様々な調整を行うと解像度が必ず劣化します。
一眼レフやミラーレスカメラではJPEG画像そのものを利用するカメラマンもいますが、
編集前提でRAWを基本に補助的なデータとして用いる方が賢明と言えます。
画像処理するとJPEG形式はどんどん劣化していく
フィルム時代は専用のラボで画像処理作業は色やトリミングの発注していました。
今や撮影データはパソコンで自家処理する時代になっています。
写真編集で用いる写真データの種類はRAWと呼ばれ、カメラに保存された映像処理されていない生の情報です。
RAWは映像として形のある情報ではありません。
そのため画像処理を行っても、各光と色の情報をデータを変換する作業にとどまるため劣化が起きません。
これはスマホのJPEGデータにはない有利な点です。
RAWデータが取れるスマホないの?
あるけど、RAWはデータが大きいのでスマホを圧迫させるよ
スマホでA3までプリント可能という話は、画像処理操作を一切含まない条件付きです。
写真を本格的に行うなら、RAWデータを保存できる一眼レフやミラーレスカメラでの撮影が不可欠です。
また写真編集では、時にトリミングという写真のカット作業が入ります。
この場合はセンサーサイズが大きいフルサイズの方がトリミングで一部を切り取られても画質的に有利です。
しかしデジタルカメラになってから、フィルムカメラのように36枚撮りなどという制限が無くなりました。
そのためデジタルでは広角から望遠までいろいろな角度から撮影しておく保険が効くので、撮影時にトリミングが行えます。
このことからRAW保存ができる利点と、
コンパクトな大きさで軽快に撮影できるOM SYSTEM(オリンパス)は優秀です。
無視できないiPhoneの発展
ここまで書いてしまうとiPhoneは使い物にならないという印象を与えてしまいます。
現時点ではRAWデータはデジタルカメラに搭載された優秀な機能です。
ところがiPhoneの度重なるバージョンアップによってその画質は年々向上しています。
マイクロ・フォーサーズ(OM SYSTEM)のコンピューティングシステムは、
むしろスマホの逆輸入と捉えてもいいぐらい。
それだけiPhoneの品質向上は洗練されてきています。
しかしカメラ好きはiPhoneはじめスマホで撮影することを許しません。
そこにはファインダーという大きな武器がデジタルカメラには備わっているからです。
ファインダーで撮影する癖がつくと液晶撮影に不満を抱くことも
ファインダーは特に逆行耐性に長けています。
スマホの液晶はきれいに表示させることが目的です。
そのため光沢タイプのものが多く光って見えます。
その液晶に太陽光が直接当たると大きく反射させるので影響に映し出された映像が見えなくなります。
対してファインダーはカメラ内部に映像が映し出されていることから反射光の影響を受けることはありません。
iPhoneはじめスマホのコンピューティングシステムの発展は素晴らしいものがあります。
ただカメラ専用機ではない点は忘れてはいけません。
デジタルカメラが今後も無くならない理由は、ファインダーの功績が大きいと言っても過言ではないでしょう。
視野率100%なのでファインダーから見た画像そのまま写せる
ファインダーは外からの光を防ぐことができるので大変便利です。
背面や前からの光で撮影対象が見えなくなったり眩しく感じることはありません。
視野率というのはファインダーを覗いたとき、
ファインダーに写っている視野と実際の写真映像の比を言います。写そうとする画面とがどの程度ものと実際に写っている画像が同一であることです。
視野率100%のカメラはファインダーに写された映像がそのまま写真になるためすべてが見通せます。
つまり見える画像がそのまま写真になるので撮影時に四隅を確認すれば基本トリミング作業は要らないのです。
フィルムカメラの時代は視野率が90や95%などとやや小さく見えることから、
撮影段階では”トリミングされた状態をファインダーで確認”となっていたのです。
スマホの画面も視野率100%ですが、液晶画面は光で見えにくくなる弱点があります。
クルマのナビゲーションも画面に光が当たると見えなくなるよね
撮影時に背面から直射日光が当たると液晶画面に反射して画像が見えなくなります。
しかしながらファインダーのないカメラは速射性や人物など警戒されない利点があります。
OM SYSTEM(オリンパス)カメラはファインダーが付いているOM系、
ファインダーのないPEN系があります。
しっかりピントを合わせて撮影したい人はOM系が向いています。
街でのお気軽スナップなどの撮影なら、ファインダーがついていないPEN系が速写性を発揮します。
OM系もPEN系もセンサーサイズがマイクロ・フォーサーズということもあり画質的には十分です。
腰辺りでカメラを構えても警戒されないからPEN系は便利
またスマホと同じように取り扱えるPEN系は、本体がコンパクトなので持ち運びが便利です。
OM SYSTEM(オリンパス)カメラはセンサーサイズを維持した2系統のカメラがあるので、
使い道によって機種を分けることができます。
またPEN系でも現行品ではないですがファインダーを後付できるタイプもあるので、いろんな撮影に向いています。
開放F値とボケ味
マイクロ・フォーサーズはセンサーサイズが小さいため焦点距離はフルサイズの1/2になります。
センサーサイズが小さいということは被写界深度が深まる特徴があります。
つまりフルサイズと同じ開放F値で撮影しても、
被写界深度が深くなるためきれいなボケが出せないということです。
しかしながらボケが出せないという話は単焦点レンズを使えばウソだとわかります。
実はとろけるようなボケはマイクロ・フォーサーズであってもきっちり表現できるからです。
マイクロフォーサーズのF値はフルサイズ比で2段分足したものとなります。
すなわちF5.6での撮影はフルサイズでいうF11に相当します。
フィルムカメラ写ルンですはF11に固定されている
カメラはどのような機種でも絞りすぎると入射光が散乱し始め解像度が落ちます。
マイクロ・フォーサーズは絞ってもF11、それでもフルサイズ換算F22相当の被写界深度ですから十分。
マイクロ・フォーサーズは被写界深度が深くなることを逆手に取ってパンフォーカスでは有利なのです。
絞りすぎなくても十分な被写界深度が得られるためシャッター速度が早くなる利点があります。
レンズボケを活かした撮影に特化した人はそれほど多くない
被写界深度の浅い、望遠側をうまく使うことでボケ味のある撮影が可能となります。
スナップを始めとする写真の多くはパンフォーカス(焦点が多くに合った状態)が多い傾向にあります。
そのためボケ味ばかりを氣にする必要性はそれほど感じることはないでしょう。
ボケ表現は編集ソフトですでに解決済み
フルサイズだからボケるという話はもう古いことはご存知でしょうか。
Adobeの編集ソフトでボケはもう創り出せる時代。
この写真をご覧ください。
本来この写真はマイクロ・フォーサーズでパンフォーカス撮影された映像です。
それをLightroomでボケ調整するとまるで大口径レンズで撮影したような写真に。
こんなものパソコン編集だろうと怒りをあらわにされるかもしれませんが、
デジタルカメラ自体カメラ内でさまざまな画像編集がすでに行われています。
パンフォーカス画像があればボケはいつでも作れる
カメラ内ならOK、パソコンなら認めないという考え方は、
すでにデジタルカメラには通用しなくなってきています。
カメラに処理エンジンを搭載した時点でデジタルカメラは小型コンピュータだからです。
購入後に後悔したくないならレンタルから始める
この記事を読んでまだフルサイズとマイクロフォーサーズと悩んでいるならレンタルしてみるのが一番いいでしょう。
サブスクなら一番氣になっているカメラを両方借りてしまえば比較も楽になれます。
マイクロフォーサーズもフルサイズも購入金額に差はあるものの、スナック菓子を買うような感覚にはなれません。
そこでまずレンタルで一番自分に合ったカメラを見つけることは貴重な時間やお金を救うことになります。
フィルムカメラ時代ではプロカメラマンだけが使えていたサービスも今では氣軽に利用できます。
まとめ
これまでOM SYSTEM(オリンパス)カメラの利点10項目を述べてきました。
そしてついにカメラは小さくてコンパクトなものが長く使い続けられることが体験的にわかりました。
とくに体力が無くなってきた中高年や女性などには本当にオススメです。
フルサイズからマイクロフォーサーズカメラを使用してきた経験で、
一台だけ持ち出すとなればOM SYSTEM(オリンパス)です。
それはレンズ一本で広角から超望遠まですべてを網羅しているためで撮影に没頭できるからです。
OM SYSTEM(オリンパス)の利便性は高すぎるため、
将来的にマイクロフォーサーズは存在し続けるでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
コメントはお氣軽に
コメント一覧 (6件)
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